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【私とニコン】
私もRyo Dobonさんと同じく天文に興味がありましたので星空を記録に残すことが出来るカメラが欲しくて探していました。ファインダーとファインダースクリーンの種類が多いことが決め手となりました。しかしながらNikonは高嶺の花で最初のボーナスでレンズ(f55mmF1.2)だけを買い、半年後にボディ(F2フォトミック)を、支払いはその1年後に完了した思い出があります。 
 試写をしてみても星空が見えず写野に導入できません。これはファインダースクリーンを全面透過型に替えることで解決できました。次は天体望遠鏡を使っての撮影でした。この撮影は合成F数が300から400になりますので対象物がかなり暗くなりピント合わせが難しくなります。ピント合わせに費やされる時間も馬鹿にならなくなるので最初にマグニファイヤーを使ってみましたが難しく、高倍率ファインダーに交換したところ覗きやすくなり、しかも容易にピント合わせが出来き感動したものでした。デジタルカメラになってこれらの装置がなくなってしまい、ライブビューを最大に拡大してピント確認をしています。しかしながら今でもピントには悩まされ交換式のファインダーを懐かしく感じています。

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1件のコメント (新着順)
Ryo Dobon
2024/07/07 03:19

ほしぞらほうこうにんさん、

これまで作品を拝見していて、たぶんそうなんだろうな、と思っておりました。

私の場合は、中学の頃に天文に興味を持ち始め、とにかく天体望遠鏡がまず欲しくて、母の内職を手伝って、小遣い稼ぎ(田舎だし、中学はバイトなんてできる当てもなく、サッカー部もやってた関係で)して、やっと貯めたお金で10センチの反射赤道儀を買いました。めちゃ嬉しかったのですが、費用的にはそれで力つき😆、受験もあってカメラ買うための金策もできず、高校では部活と更なる受験(もうそこからは、天文に関する妄想と、人の写真だけで😅)に明け暮れる毎日でした。だから、天文ガイドに掲載される人の写真と、撮影知識の妄想だけが膨らんでいった感じです。

実はカメラは、就職して結婚して子供を撮るために、30年ほど前にやっと、New FM2を買ったのですが、理由は「いつか天文写真」の妄想がそうさせたわけで、「天文撮影はニコンじゃなきゃダメ」というこだわりでかったのですが、よく考えたらチョコチョコ動き回る子供撮影にマニュアルカメラって、どうよ、と子供達を撮りながら、技術のスキルアップを続けでました😆

デジタルになってから、星景や月が簡単に撮れるようになり、まずはそこからトライしてる感じです。

話が過去に戻りますが、最初にインスパイアされた写真家は藤井旭さんです。


コメント、ありがとうございます。
 そうですね。小遣いを貯めて不足分は援助してもらって小さな天体望遠鏡を手に入れました。当時は家にあったミノルタの「コンパクトカメラ」を使って月蝕や星空を撮っていましたがDPE店からは「写っていませんよ」と6コマ毎に切断されて(露光された跡が見えないのでコマとコマの間も分からないため画像の真ん中で切断される)返されたものでした。(昔のコンパクトカメラにはバルブ機能が付いていました。)その後は長巻で返してもらいました。「星空を撮影している。」と伝えては居るのですが・・・?とにかく写っている星の数が少なく、未露光のフィルムと思われても致し方ない状況で萎んだこともありました。その後、学校に暗室設備があることを見つけて管理の先生に取り入って使わせてもらい、パンドール(又はD-19)での増感処理が出来るようになってからはフィルムのコマ間以外は露光の跡が少し見えるネガになりました。
 故藤井旭さんが撮影された斬新な画像には驚かされたものでした。また、結露防止用ヒーターの考案者だったと思います。天文雑誌に載った画期的な製作記事を見て、自分の機材に合うように改良を加えながら今でもこの方式を使っています。
 星空のある風景を撮るようになったのは、年々星が見えなくなっていること、星空を見ているときはその視野に風景が見えていることに気づき「残された星空」をテーマにフィルム時代から短時間露光での撮影に取り組んでいますが、地球が動いているのでこの「ブレ」を止めるというか?中々ごまかしにくいものですね。(^_^;

Ryo Dobon
2024/07/07 10:19

最初はカメラに手持ちのカイロ(中に黒炭❓入れる、あの昔の文明の利器笑)を巻きつけた写真を、天文誌でみた記憶が・・・。当然、大真面目です。

今は、私も結露防止用ヒーター購入して使ってます。レンズには良いですが、本体の方が気を使いますね。でもニコンのカメラはなかなか頑丈です😅今のところ無事👍

そうなのですね。私は当初から電気ヒーターでしたが、あの「カイロ」が当時は全盛だったんですよ。夜だから良いけれど昼だったら最新式の一眼レフに「カイロ」を巻き付けたなんてカメラにしてみればとても格好が良いという姿ではなかったと思います。しかも、日常的に使っていた時代が過ぎて久しくなっていましたので「カイロ」に火を付ける方法に慣れなくて「カイロ」の火が途中で消えてしまって長時間露光が無駄になったことも結構有ったようです。
 私の場合は短時間露光になって結露ヒーターは殆ど使わなくなりました。季節的に露が降りやすい時期、長時間撮影をするときやレンズ表面が凍結する時期に使う程度になっています。
 ヒーターを使う前は、F2フォトミックの画像でレンズフードの内側に紙みたいなものが付いているのが見えるかも知れませんが、あれが結露対策で使っていたものです。中身は吸水紙を黒く塗りフードの内側にはめ込んだものです。これでかなりいけました。ヒーターは100V100Wのニクロム線を抵抗値で25Ω程度に切断して12Vを給電する方式でレンズフードの奥の死角部分に取り付けるのでボディまで熱は伝わらないと思います。私のヒーターはレンズ毎と言うかフード毎にですね。ヒーターを替えなければならないことが一番大きな欠点です。凍結する気温でも大丈夫なように温度を高めにしてありますがNikonのレンズは今のところ一晩や二晩撮影しても大丈夫のようです。