9月30日（土）にニコンプラザ東京 THE GALLERYにて、佐藤圭さんの写真展「生命萌ゆる～北海道の野生～」の関連イベントとしてギャラリートークを開催いたしました。ゲストは佐藤さんの親友であり、動物写真家の半田菜摘さんです。

展示写真は約30枚。1枚1枚の撮影の苦労話からエピソードを語っくださいました。1枚の写真を撮影するのに10時間以上の時間をかけて撮影したり、極寒の北海道では重装備での撮影が必須、などなど。愛くるしい小動物の姿を捉えた作品群もありますが、その撮影の裏側には大変な苦労があるそうです。

佐藤さん「ナキウサギの鳴き声は大きくて、登山者は（近くにいるのではないかと）足元を探すくらいすごく音が聞こえるんです」
半田さん「こんなにちっちゃいのにね」
佐藤さん「ナキウサギは憧れの存在なので出会えると、みんな幸せになって帰れると言われていますが、なかなか出会えないという」
半田さん「そう、なかなか出会えないんですよ。鳴き声は聞こえるんだけど、どこにいるのかわからないんですよね」

佐藤さんと半田さんの掛け合いトークは、まるでおふたりで撮影に行ったかのように軽快！それぞれに動物や自然への深い愛情を語ってくださいました。いずれもチャンスを逃さず捉えた作品ですが、まず動物に出会うことも大変なのがよくわかります。

全3回におよぶトークショーはいずれも大盛況で、ギャラリー内はたくさんのお客様でいっぱいになりました。第2回の時にはニッコールクラブの支部で活動されている会員さんも飛び入りでトークに参加してくださり、会場が大いに盛り上がりました。