7月20日(土) 10時より、ステップアップサークルのオンラインセミナーを開催しました！今回はお題投稿の講評で、多くの作品が投稿され大盛況でした。秋山先生の的確な講評の一部をお伝えしたいと思います。

大前提として、先生は「私の言ったことが全てという訳ではないので、あくまでも1つの意見として参考にして頂ければと思います」と仰っていました。作品を見る方によって見え方は変わってくるので、視野を広げる意味で講評していただきました。

よい作品について触れられる場面があり、「よく良い作品ってなんですかと質問されることがあります。構図で綺麗にまとまっているとか、決定的な瞬間であるっていうのも一つはあるかもしれないけれど、自分なりの捉え方、見る手側なりに色々捉えることができる作品が良い作品であると、私の場合は感じています。」と仰っていました。

セミナーで印象的だった先生の講評＋撮影時のアドバイスを1部抜粋し、ご紹介いたします。

作品タイトル：以心伝心(嬉しみ）

【講評】
季節感のある被写体をきちっと捉えることによって日々同じ被写体を捉えているお散歩シーンであっても、その時々の季節であるとか、その時の風の模様であるとか、記憶みたいなものが一気にぶわっと呼び起こされる。そういった季節、天候を上手く入れて撮影されている。

作品タイトル：昼下がり

【講評】
まさに陽だまりの中ですね。毛繕いしている様子を上手く捉えることが出来ていて、1部分を大胆に切り取って構図を組んだことによって、舌がペロッと出ている印象や穏やかに過ごしている猫の表情に視野が向く作品になっていますね。おそらく、若干トリミングしていると思うんですけど、トリミングしたことによって正方形寄りになっているじゃないですか。正方形寄りになることで安定感や穏やかさは出て来やすい。アスペクト比、縦横比を大事にする必要はあると思うけれども、適宜トリミングをしながら、自分の好きな縦横比の形にしていくことが出来ているのが非常に良いなと思います。

【猫カフェアドバイス】
猫カフェに行くなら窓際ですよね！屋内や蛍光灯の下で撮影するよりも、自然光がたくさん入ってくる猫カフェであるという事。窓際を活かせる撮影ができることを考えながら場所選びをしています。

作品タイトル：ハシビロコウのボンゴ

【講評】
フィルターをかけている状態ですね。まぶたを閉じているわけじゃなくて、目のフィルターを閉じている瞬間ですね。怖いですね！ニヤッと笑っているみたいですね！これは、非常に面白いですね。で、それを活かす為に若干露出も暗めにしているっていう所が憎いですね。（他の作品を見られた後）やはり、こちらの作品が素敵ですね。作者の個性を感じるから。

【動物園撮影時のアドバイス】
動物園に行ったら1つの動物2.3分で撮影を終わらせたらダメですよね。もうなんだったら、今日はハシビコウって決めてしまって、じっくり時間掛けてそこだけに集中するとした方が特別な作品が撮れるんじゃないかなと思います。撮る動物を絞って撮影してみても良いかもしれません。

【PHOTO HUB投稿時のアドバイス】
PHOTO HUBに投稿する際に、1つコメントを書くことによってより深く作品を感じ取ることができます。自分の作品をより良く見せるためのコメント、文章で作品の方向性を示すためのテキストみたいなものを書いてみると、見ている人がより引き込まれると思います。楽しめる範囲で、作品＋テキストで構成していくことを考えながら、積極的に投稿してみていただきたいなと思います。

今回のオンラインセミナーで多くの投稿があり、素敵な作品が多くご紹介できず申し訳ございませんが、一部ご紹介させていただきました。次回のお題は「モノクロ写真を撮ってみよう」になります。ご投稿お待ちしております。

お題「モノクロ写真を撮ってみよう」
投稿期間：2024年7月20日〜2024年12月20日

オンラインセミナー「モノクロ写真を撮ってみよう」
日時：2024年8月31日(土)  10:00〜11:30

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