宙のイベント
f85mmF1.4 絞り開放 露光13秒 ISO1600 (撮影2024年8月15日0時23分)
日が変わる頃に東北東方向付近から明るい星が昇ってきます。その直後にもっと明るい星が昇ってきます。火星と木星が接近して見えるイベントです。昇った直後はどちらもオレンジ色に見えていますが、高度が上がるにつれて木星は青白く輝いてきます。画像では左上が火星で右下が木星になります。
(16日からは木星が右上で火星が左下になります)木星の左右脇の星は衛星のカリストとガニメデと思われます。あいにく雲が多すぎましたが右上に昴星団を配置しました。星が思ったより伸びてしまった事、明るい星を写野の角に配置したことでレンズのコマ収差が大きく効いてきましたので、露光を押さえるか絞るか、また対象を写野の中央付近に配置する工夫が必要のようです。
f85mmF1.4 絞り開放 露光5秒 ISO1600 (撮影2024年8月16日)
翌日に再チャレンジで、対象の高度が上がった段階で撮影して見ました。昴星団は写野外となりました。中央右にヒアデス星団がありますが、透明度が悪く霞むような空になりました。
f85mmF1.4 絞り2.2 露光60秒 ISO200 (撮影2024年8月16日)
対象の高度が上がって昴星団を写野内に入れると地上の風景が入らなくなりました。結果として露光時間を長く出来ました。
f85mmF1.4 絞り2 露光15秒 ISO200 (撮影2024年8月17日)
f85mmF1.4 絞り2.8 露光5秒 ISO1250 (撮影2024年8月17日)
撮影3日目です。木星と火星の距離が離れてきました。少し目で見た風景に近く表現できました。目で見ると星の光に強さを感じます。これはデジタルでは未だ表現できていません。撮影方法を模索中です。