【イベントレポート】2/11機材サークル オンラインセミナー
機材サークル オンラインセミナーセミナー「風景/スナップで使える日中シンクロを極める」投稿お題「スピードライトを使った表現」作品講評 |
2月11日(日)20時より機材サークルのオンラインセミナーが開催されました!
今回も豪華3部構成でお送りいたしました。
1.風景/スナップで使える日中シンクロを極める
2.お題「スピードライトを使った表現」作品講評
3.ニコン Z 8のファームウェアVer.2.00について
第1部 風景/スナップで使える日中シンクロを極める
スピードライトの使用方法、考え方を中心にお話いただきました。スピードライトは「手に持てる小型太陽」という事で、持ち運びが出来、光の質が良くなります。ひと昔前のスピードライト考え方は、補助光として、明るさが足りないので光を足す目的で使うのが主流でした。しかし、現在ではカメラの高感度性能も良く、明るいレンズも種類が豊富で、明るさを補う使い方とはかけ離れています。上田先生は明るさ暗さではなく、ストロボ光で当てることによって被写体の色を出す等のクリエイティブな使用方法をおすすめされていました。
上田先生は光の質にもこだわりを持たれており、光の質が測定できるスペクトルメーターを使用されるようです。太陽光は光の質が良く、ストロボ光は太陽光に近い光を再現することが出来るので、被写体の色が出やすくなるそうです。光には明るさ、暗さ以外にも色の出方に関係する演色性という物があり、光の質とは太陽光に近いほど演色性が高いと表現されます。先生宅のLEDとストロボ光でその場で測定し、比べていただきました。
ストロボ光が様々な色を含んでいることが分かりますね。
終盤では実際にスピードライトを使用し、作例をその場で撮影していただきました。
こちらはスピードライト使用し、ISO100 f5,6に固定し、シャッタースピードを速くすることで背景が暗くなる作例です。スピードライト使用時は、被写体の明るさはスピードライトの光で調節し、背景はシャッタースピードで調節することで作品を仕上げていくそうです。
第2部 お題「スピードライトを使った表現」作品講評
今回のお題はスピードライトを使った撮影になるので、日頃スピードライトを使われていない方は非常に苦労されながら投稿していただいたようです。その中でも上田先生が特に驚かれていたのが、「リピーティング発光」を使われて撮影された作品です。少しマニアックな機能であり、上田先生自身も撮影に苦しんだとおっしゃっていました。よく見ると秒針が細かく止まっており、面白い作品ですね。お題についてはまだまだ募集中であるので引き続きよろしくお願いいたします。
「スピードライトを使った表現」
投稿期間:2024年1月20日(土)~2024年3月31日(日)
第3部
2024年2月7日に公開されたフルサイズミラーレスカメラ「Z 8」のファームウェアVer.2.00について上田先生に解説していただきました。今回公開された機能の一つ「鳥」専用モードを使い北海道のタンチョウを題材に機能についてご説明いただきました。上田先生曰く「もうZ 8 IIですね」と冗談交じりにおっしゃっていました。まだアップデートされていない方は是非アップデートしてみてください!
今週末はZマウントレンズキャラバンin倉敷を予定しています。
ご参加いただく皆様とお会いできるのを楽しみにしております!
これまで実施したワークショップの様子をこちらからご覧いただくことができます。