１１月１７日 日曜日、１０時よりステップアップオンラインセミナーを開催しました。今回のオンラインセミナーの内容は「モノクロ写真を撮ってみよう！」のお題に沿って、９月に行われたワークショップin江戸東京たてもの園と、１０月に行われたワークショップin中崎町の作品講評でした。
ワークショップご参加の皆様より、たくさんの作品投稿があり、秋山先生は１枚１枚丁寧に講評してくださいました。こちらではその１部を抜粋してご紹介したと思います。

【江戸東京たてもの園の作品】

hiro172さん　タイトル：主婦の部屋

「ややアンダーで撮影し、暗めに仕上げているのがすごく良いですね。昔の景色を覗き込んでいるような、見てはいけない物を見ているような見えづらい物をなんとか見ようとしているような不思議な感覚に陥る。露出だけでも見る人にいろいろなことを考えてさせてくれるのが、この作品の面白いところ。タイトルもとても良いですね。主役の鏡越しのミシンが目立つように絞って、背景のボケもいいですし手前の鏡の映り込みが活かせていますね。」

little_hiroさん　タイトル：郷愁

「上手い！上手い！上手いですね～！扉の文字の透けた所から向こう側の景色を写しているのだけれども、向こう側の景色を写しましたというだけではなく、ちゃんと建物を上手くフレームインさせていますね。露出も大胆に暗くしたことによって字もくっきりと見えるようになっている。完成度が高い作品ですね。」

【中崎町の作品】

ゆきだるまさん　タイトル：光が差す方へ

「これいいですね～！ピクコン(ピクチャーコントロール)バイナリーで壁画のうさぎ。今にも飛び出して行きそうな、広角でぐっと迫りくるように撮影したことによって、空に向かってジャンプして行きそうな、そんな勢いを感じられる作品ですね。バイナリーにしたことによりハイコントラストになり模様とか壁画がまるでリアルな物に見えてくる不思議さが感じられますね。」

T.Maedaさん　タイトル：光と影_1

「いや～、いいですね！コーナーから影を出している、スポットのように天井から光が(人物に)当たっている。日中の正午の暑い光が少女に射し込んでいる様子、背景がシャドー部分になることによって、帽子が浮かび上がって見える。大胆に露出を下げたことによって、真夏の暑苦しさとか非日常な印象が非常に強く感じられる作品ですね。」
ワークショップにご参加いただいた皆様の作品講評が終わり、秋山先生が撮影された作品も拝見させていただくことができました。

「バラの柔らかい造花の雰囲気がでないかなと思いフラットモノクロームで撮影しました。グラデーションが出てくれますし柔らかい優しい印象に仕上げてくれるので、フラットモノクロームで撮影しています。」

「三角ラインを意識して、高架下とタワーマンションと、向こう側の梅田の景色というのを造形的にとらえたいと思い意識して撮影しました。」

今回のオンラインセミナーは、作品を拝見しながらモノクロ写真ならではの光の読み方、構図の作り方、露出での表現方法などを隈なく説明してくださり、ワークショップにご参加いただいた皆様はもちろん、その他のご視聴いただいた皆様にも大変参考になるセミナーだったのではないでしょうか。
秋山先生、ご視聴いただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました！！

そしてステップアップサークルでは、お題「モノクロ写真を撮ってみよう」の作品をまだまだ募集しております。
投稿期間は2024年12月20日(金)までとなっております。翌21日(土)には、作品講評のオンラインセミナーを開催しますので、皆様の素敵な作品を心よりお待ちしております。
(ステップアップサークルの作品をご覧になる、ご投稿される場合は、サークルのご登録が必要です。ご自身のマイページよりご登録頂きますよう、よろしくお願いします。)