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イベント

【イベントレポート】5/15 組写真サークル オンラインセミナー

組写真サークル オンラインセミナー
6/8(土)ワークショップ「宿場町の面影」テーマ発表
長野・下諏訪おすすめ撮影スポット

5/15(水)組写真サークルオンラインセミナーを開催しました。今回は6/8(土)の撮影会ワークショップ「宿場町の面影」で訪れる、長野・下諏訪のおすすめ撮影スポットとワークショップのテーマ発表です。小林先生の写真集や観光マップを拝見しながらお話していただきました。

諏訪では一番賑やかな場所が上諏訪、諏訪湖の北側に位置するのが下諏訪、小林先生は茅野市ご出身で八ヶ岳方面の方だとのことです。今回ワークショップで下諏訪を訪れることにしたのは、小林先生が高校時代に下諏訪の学校に通われていて馴染み深いということと、甲州街道と中山道が交わる宿場町の雰囲気が残り絵になりやすいのが決めてとなったと仰っていました。小林先生の高校時代は諏訪大社秋宮の境内を通学路にされていて、受験の時はお祈りをされ通学されたそうで、切っても切れない思い出深い場所のようです。

その諏訪大社は諏訪市に上社、茅野市に前宮、下諏訪町に春宮、秋宮の合計4か所あり、それぞれに4本の御柱が建っており、全部で16本建っているそうです。この御柱は寅と申の年、7年に1度建て替えが行われる御柱祭があります。地元企業も休んで御柱祭に参加されるとお聞きし、驚きがありました。この御柱祭は約1200年前から続く諏訪大社最大の神事だそうです。この御柱祭の撮影をライフワークとされ、18歳の頃から撮影されている小林先生。これまで撮影された作品を見せながら、御柱祭に関する様々な情報を教えていただきました。よくある話と仰ってましたが、上社下社それぞれにお互いの御柱を見たことがなかったり、自分の方がカッコイイ、粋だという話になるそうで、祭りに対する地元の方々の関心の高さと誇りを感じ、1度でいいから見てみたいお祭りのひとつになりました。

そして下諏訪は温泉が出るそうで、当時は町内会毎に公衆浴場があり、自宅にはお風呂がないという話を友人から聞き、同じ諏訪の中でもカルチャーショックを受けたそうです。銭湯として利用できる場所が残っていて、訪れる機会があれば当時の様子を想像しながら、利用してみてはいかがでしょうか。(温泉のお湯はとても熱いそうです)

今回のワークショップのテーマは【旅情】です。ワークショップに参加できない方もこのテーマに沿って作品作りに挑んでみてはいかがでしょうか。作品の投稿をお待ちしております。

このオンラインセミナーではチャットを利用し、参加されている方から質問を受けています。リアルタイムで小林先生に質問をし、回答をいただける貴重な機会になっています。

【今回オンラインセミナーでいただいた質問】

何を「撮らないか」、とは
・テーマ以外で興味が出たけど我慢して撮らないのか、
・一応撮っといて、組写真の時にそれは「除外する」のでもいいのか
・撮るときに、「フレームアウト」して視野から外すのかどんな感じでしょうか。
「撮らない」というのが、とても重要なことを最近感じているのですが、ちょっと禁欲的な感じで、どうしたらいいのかな、と最近思うことが多いです。

 小林先生からは
『気持ちはとても理解できるが、「今日は旅情!」という意識で4時間の中で、旅情・旅情と唱えながら意識して撮影をする。これは旅情じゃないけど撮っておこうというのは意識が途切れてしまう。私も写真撮るときに誘惑にかられるが、撮らない。テーマに集中する。』

ワークショップでは4時間「旅情」について考え撮影することによって、被写体とのコミュニケーションが生まれてくる、そういった体験はしたことがない方が大半だと思うので、一つの体験として行ってほしいとのことでした。

記録として残すのではなく、テーマと向き合い、被写体を探す、被写体とコミュニケーションを取る、テーマを意識することが組写真作品を作り上げる中でとても大事なことだと、より強く考えるようになりました。いろんなアプローチの方法があるかと思いますが、テーマに沿い、それに集中した作品作りにチャレンジしてみてください。

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