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Finder
2024/08/11 08:57

夏限定の美しい銀河(Ⅱ)

先日「夏の思い出」を投稿しましたが、同日に撮影した他のショットの現像仕上げが完了しましたので投稿させて頂きます。夏は、私も好きな昆虫や海、山の光景に写欲をそそられる季節ですが、今の時期、天の川のの写真を一度は撮っておきたいものです。^^

 

カメラ:D750

レンズ:Ai AF Nikkor 35mm f/2D

 

今は、ポータブル赤道義があって高度な撮影が出来たり、PENTEXでは、GPSユニットがありセンサーを赤道儀の様に星を追尾する機能があるなど時代の流れで星空の撮影もより容易に綺麗な撮影が出来るようになりました。三脚固定の僅か15秒の露光で撮影したショットですが。ソフトウエアの力を借りてそれなり仕上げることが出来ました。

もっといい機材を使った方の作品と比較では、色々な面で劣る作品です。楽しんでいると撮っていう事で^^

 

南の空、いて座とさそり座です。割と低い位置にある星座の為、地上の光害を受けやすく本作も公害防止フィルターを付けていますが、銀河の明るさ+で下部が明るく輝いいます。

 

いて座より立ち上がる銀河です。銀河の中央部分になり一番星が密集して美しい所です。

カメラ:D750 / レンズ:Ai AF Nikkor 35mm f/2D

 

本作は、郷里の家近くの道路から撮影しましたので街灯や近所の道路の明かりなどかなり影響を受けております。なんとかここまで仕上げしましたが、又機会が有れば空の綺麗な場所で撮影してみたいものです。^^

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1 件の返信 (新着順)
ゆきだるま
2024/08/11 10:23

良い写真ですね。
ワタシも星の写真を撮影してみたいのですが
感度やSSなど詳しく教えていただければ
幸いです。


Finder
2024/08/11 14:25

ISOは、2500で撮影しています。この時、高感度、長時間露光のノイズキャンセリングは、オフにしておきます。35mmレンズ作は、露出15秒f値は二段絞って2.5です。
20mmレンズ作は、露出20秒f値は、二段絞って3.5です。

NX Studioでの調整を説明します。
添付資料(写真)をご参照下さい。

一枚目は撮って出しの現像
二枚目はLCHエディターの「明度(マスターモード)」の調整方法
三枚目は、調整後の写真です。

Finder
2024/08/11 14:36

その後にSTEP2/彩度とSTEP3/ホワイトバランスを調整します。
4枚目は、NX Studioの調整する箇所です。
5枚目は、調整後の作品です。

以上が基本の調整方法ですが、ケンコーの光害カットフィルター「スターリーナイト プロソフトン」を装着して撮影しています。

説明は、1ショットだけの調整方法ですが、私の場合は三脚固定の撮影で数ショットを「ステライメージ」ソフトでコンポジットしてノイズと階調を改善しています。この説明は、長くなりますので省略させてください。

一枚撮りでも月明かりが無く、天候が良く、暗い場所を選んで撮影する事が出来れば今回の作品以上の結果を得られる間違いなしです。現に一枚撮りで圧倒的な作品が沢山投稿されています。

参考になれば幸いです。

ゆきだるま
2024/08/11 14:48

めちゃくちゃ参考になりました。
丁寧にありがとうございます。
SSは1分以内がよろしいのでしょうか?
一度チャレンジしてみます。

Finder
2024/08/11 14:55

星が点像になるように撮影する為には、一般的に500ルールがあります。

公式は、500÷レンズの焦点距離(mm)=上限露出時間(秒)

500÷35mm=14.3秒
500÷20mm=25秒ですね

長い露出時間は星が点でなくなり線になってしまいます。参考になれば幸いです。^^

ゆきだるま
2024/08/13 10:35

Finder 様

本当に丁寧なご説明ありがとうございました。
ワタシだけでなく、この写真を見たすべての方が
星の写真に興味を持たれることを願います。