【イベントレポート】7/28 スナップサークル オンラインセミナー
スナップサークル オンラインセミナー |
7月28日(日)10時00分より、スナップサークルのオンラインセミナーを開催しました!
講評のスタートは、6月に北海道小樽で行われたワークショップの投稿作品からでした!
小樽には「旧手宮線」という、オープンスペースとして整備された旧国鉄の線路があり、そこを楽しそうに走ってきた子供を撮影した作品です。お子さんに限らず、他の方を撮影するのは、マナーやルール、距離感など気を遣いますよね!(こちらの作品は許可を得て撮影されたとのこと)熊切先生は、スナップ撮影での限定的なお話ですが、と前置きをされてから、「目の前に楽しい瞬間があれば、ちょっと声をかけてみることを恐れずにやるといいです」とおっしゃっていました。楽し気な感じで声をかけ、コミュニケーションをとれば撮らせてくれる場合は多いそうです。恐れずに声をかけること、それがよい作品をとれるかどうかの分かれ道だったりするそうで…。そう聞いてしまったら、これは勇気を出して聞いてみるしかない!?ですね!
こちらの作品も、同じく小樽のワークショップから。ミロのヴィーナスと、目線の交流を狙って撮影されています。狙い通りに加え、壁面のテクスチャーやステンドグラスの小窓が効いている良さを褒めつつ、人物がもう少し左だとさらに交流が生まれる、とお話してくださいました。狙い通りに撮れた、と思ってから、さらに2枚、3枚とシャッターを押すとよいそうですよ!これは今すぐに取り入れたいですね!
こちらは、ピクチャーコントロールを変えて2枚撮影され、ご投稿してくださった作品です。先生はこれをとても評価され、「PHOTO HUB に良い出来の作品をアップするのもいいですが、自分はこう思っている、1つの作品でやり方を変えて撮ってみた、こんな風にしてみた、あんなふうにやってみた…という撮影の意図などを共有してみると、とてもみんなの参考になるのではないか」とお話してくださいました。PHOTO HUB をそんな風に使ってくださったらとても嬉しいですね!ぜひともご活用いただきたいと思います!
さて、休憩を挟みまして、ここから初めての試みをさせていただきました。オンラインセミナーに当日ご参加くださっていて、ご自分の作品の講評を希望される方に、チャット欄をつかって立候補をしていただく、というものです。突然の提案、誠に申し訳ございませんでした…。対応してくださった熊切先生には感謝しかございません!チャット欄にお申し出をしてくださったご参加のみなさま、ありがとうございました!心よりお礼を申し上げます!チャット欄や、書き込みがよく分からなかった、という方もいらしたかもしれません…次回、もしこの方法をまた採用することになりましたら、ご案内について検討いたしますので、至らぬ点は何卒ご容赦くださいませ…。
あじさいをモノクロで撮影するにあたって、熊切先生はこのようなお話をしてくださいました。「カラーでいくとあじさいはトーンが落ちていて、しっとり撮るのが合う花ですが、モノクロだとそのあたりが出にくい形状や色合いなので、もうちょっとメリハリがつくといい時には、モノクロモードで現像するとカラーフィルターを選べるようになるので、補色の関係で白を引き立てたり、赤が抑えられたり白っぽくうつったり、色の出方が変わったりして、より強調して花の雰囲気を撮ることができる。花を撮るときはその辺をいじったりすると、モノクロの花も活きるようになります」これも今すぐ試したくなるお話ですね!熊切先生、ありがとうございます!
こちらの作品も、面白さを褒めていただきつつ、前ボケについてお話をしてくださいました。モノクロ撮影時の前ボケは、色がない分気持ち強めに効かせても良いそうです。前ボケはかなり接近しての撮影になりますが、カラーの時より、引きで撮っても良い、ということでした。熊切先生、なるほどです!勉強になりました。ありがとうございます!
最後に、次回のお題「町のデザインを活かした構図」についてお話をしてくださいました。
写真が面白いのは、立体的なもの、奥行きがあるものが平面になる。例えばビルとビルが重なると面白い切り絵みたいなものが生まれたりする。奥行きをゼロにして立体感を無くすことで平面的な形が生まれる、と説明してくださいました。写真ならではのデザインを活かした絵作り、他にも単純な構図の中に面白い形が入ってくる写真の面白さ、そういったもので作品を作っていただきたい、ということでした。早速カメラを持って街に繰り出したくなりますね!皆様の作品、チャレンジしたことなど、どしどしご投稿ください!お待ちしております。
熊切先生、ご参加のみなさま、素晴らしい時間をありがとうございました!また次回お会いできますことを心から楽しみにしております。