【イベントレポート】風景サークル オンラインセミナー
風景サークル オンラインセミナー楽園写真旅 PARTⅢPHOTO HUB作品講評 |
3/10に風景サークルのオンラインセミナーを開催しました。
前半はオンラインセミナーに参加された方々から毎回好評の『楽園写真旅PartⅢ』です。三好先生が各地で撮影された作品を拝見し、撮影時に感じられたことや使用された機材などを詳しくお話いただきました。
写真の毛越寺は世界遺産に登録されています。雪の降る中、NDフィルターをつけて撮影をして、目の前に雪が映らないようにしています。その中でも長野のしだれ栗を撮影された作品はカラーなのにモノクロのように見え、とても不思議な感覚でした。このような作品を印刷するときの用紙の話にも触れられて、光沢のある紙よりもつや消しのマット調の紙や和紙に印刷すると絵画のような作品に仕上がりいいかもしれないと撮影だけではない表現の仕方も教えていただき、毎回とても勉強になります。
今回のしだれ栗の撮影にはとても苦労されたそうで、雪が深すぎて車では進まなくなり、足跡のない雪の積もった道を探して、雪を掻き分けて、どうにか現地にたどり着いたそうです。装備や天候の確認など準備がとても大切ですね。今回も軽快なトークとステキな作品に魅了され、じっと聞き入っていました。三好先生の最新作をいち早く拝見できるのはニッコールクラブのオンラインセミナーだけです!これからも四季折々の作品を拝見できることが楽しみです。
後半は作品講評を行いました。投稿された作品の中から三好先生にお話いただきましたが、オンラインセミナーに参加されている方とその時の撮影状況や撮影場所の話などをされ、今後の撮影時のアドバイスを丁寧にお話くださいました。
こちらの作品ではクロスフィルターを使用され撮影したもので、光の光芒が美しい作品ですが光の筋をキレイに出す方法をお話いただきました。こちらの作品の光芒にスリットが入り筋のようなものがありますが、絞ったことによって発生している現象とのこと。改善する方法は ①絞りを開けて撮影する、②フィルターを外して絞るどんな作品にしたいかにもよるが、今回の場合クロスフィルターを付けたことにより桟橋のハイライト部の光がソフトになり、構図も決まっている。そこでもう一歩作品を良くしようと考えると、真っ暗ではなく夕暮れどきなどのシーンも美しいのではないかなとお話いただきました。
とても優しくお話くださる三好先生、自然と笑顔がこぼれるオンラインセミナーでした。 次回のオンラインセミナーも楽しみです。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!