いよいよ桜シーズンの到来ですね。今年は全国的に暖冬傾向なので、桜の開花も例年より少し早めになるでしょうか。昨年は例年より早くて予定が狂いました。今年は早めに準備したいですね。
桜と聞くと、つい遠征したくなりますが、今回は身近な場所で撮影した作品を選びました。千鳥ヶ淵と新宿御苑です。気軽に行けるので毎年通っています。そんな場所で？と思う方もいるかもしれませんが、写真の肝はアングルです。普段見慣れた場所もアングル次第で美しい作品になります。
そのために僕が日頃から心がけていること。それは、多くの絵画を観ることです。昔、桂離宮を撮影した時に「東山魁夷さんの作品と構図が同じ」だと言われたことがあります。その時は東山さんを意識した訳ではありませんが、やはり絵画的な表現というのは写真に品格をもたらすものだと思います。写真ばかりではなく、日頃から絵画に接して構図を学ぶことも大切な写真修行の一部だと考えています。今年は近場の桜を見つけて、名作づくりにチャレンジしてください！（三好和義）

桜はいよいよ本格的に開花しそうですね。東京も今週末以降桜が咲き始めそうですね。そして三好先生が撮影された桜の作品、いつもどれも素敵でうっとりしてしまいます。会報誌3月号の特集ページにも掲載されていますので、こちらも是非ご覧ください！（ニッコールクラブ事務局）