佐渡の島陰と紫金山・アトラス彗星
視力の良い方は暗くなると肉眼で見えています。カメラ写りは良いようですので興味のある方は撮影してみて下さい。薄明時の為、露光は刻々と変わりますので注意して下さい。露光に自信の無い方は露出計(スポット測光)に頼って下さい。適正値より2段絞って露光をしてモニターで確認し調整して下さい。位置(ほぼ真西です。地平線からの仰角(高度)は18時ちょうどで、13日に高度6度、14日で10度、15日で14度です。概略値 仰角5度は、腕を伸ばした状態で小指から人差し指までの間隔です。指は開かないで下さい。)が問題ですが、net等で検索願います。レンズは中望遠から標準あたりが宜しいかと思います。なお、最新機種であればスマホで容易に撮影できるようです。(三脚等、固定する必要はあると思います。)肉眼で彗星が見えなくともカメラのライブビューが良く見えます。(この時はISOを上げておいて下さい。撮影時に適正値に戻す。)
これは、同じカメラとレンズでの14日の撮影です。夕方になって雲が出てきましたが、待機していたら彗星高度が低くなった頃に雲のすき間が出来ました。慌ててカメラを移動して撮影したものです。薄明時間との相対関係と思われますが、彗星は日毎に明るくなっているように感じています。
2024,10.14 18時26分 絞り4 露光1/1.3秒 ISO3200 カメラ内合成(2コマ)
彗星の概略位置 18時15分の時点です。16日 15度(西南西に近いほぼ西)17日 18度(ほぼ西南西)18日 20度 (ほぼ西南西)
16日にf500mmで撮影した彗星頭部付近です。露光20秒 ISO1600 (撮影2024年10月16日)
21日にf500mmで撮影した彗星頭部付近です。露光20秒 ISO1600 残念ながら肉眼ではかなり暗い空でないと難しくなってきました。双眼鏡で眺める姿がきれいです。デジタルカメラでは良く写ります。(2024年10月21日撮影)
へびつかい座(略称Oph)に位置している紫金山・アトラス彗星です。薄明の空に雲と共に撮影してみました。英字、数字はその星の名前です。例えばOph45番星とかです。
f85mmF1.4 絞り開放 露光8秒 ISO1600 PLフィルター使用 (撮影2024年10月21日)
遠ざかった紫金山・アトラス彗星です。戻ってくることは無いそうです。望遠レンズ等でないと撮影できなくなってきました。高度が高くなり地上の風景を写野に入れることは出来なくなりました。
f180mmF2.8 絞り4 露光8秒 ISO1000 カメラ内合成3コマ (撮影 2024年10月31日)