【イベントレポート】1/20組写真サークル ワークショップ
組写真サークル ワークショップ組写真実践レッスンin大阪 |
1月20日(土)にニコンプラザ大阪で組写真サークルのワークショップを開催しました。
ご参加いただいた方々に組写真作品を1セットと関連する作品をお持ちいただき、おひとり15分間の持ち時間の中で小林先生から撮影時に気を付ける点や組写真を組む工程などのアドバイスをしていただきました。
作品作りの中で大切なことは「選択と集中」、何を撮るのかを選択して、そこに集中して撮影する、何を撮らないでいいかを意識するなどオンラインセミナーでも仰っていた内容を復習するようにひとつずつ丁寧にお話していただきました。この選択したことを意識すると撮りたいものや撮りたいコトが浮かび上がってくる。「歯が痛くなった時に歯医者に行きたいと意識すると、不思議と歯医者の看板がやたら目に入るような経験はありませんか?」と身近なことを例に上げてお話いただくことで、より一層理解が深まりました。おひとりずつ限られた時間ではありますが参加された方全員に共通する内容なので、皆さまメモを取りながら真剣な表情でお話を聞いていたのが印象的でした。
さらに撮影している時にタイトルも考えながら撮影することで、タイトルがもたらす影響を意識することが大切だとお話いただきました。小林先生は「写真には限界があり不自由なメディア。映像に合わせて声や音をのせられる動画と比べるとビジュアルとタイトルだけで見る人に伝えなくてはいけない」とおっしゃっていました。ただそこを逆手にとって観る側に想像してもらえばいいので、はっきりと明確にしなくてもいいということもお話くださいました。写真は不自由なメディアという今まで感じたことがない感覚を言語化され、組写真をとても難しく考えていましたが驚きと同時に腑に落ちました。観る人に想像してもらう、作品と観る人の相互作用、作者として伝えたいことを選択し、集中すればきっと作品の質が高まっていくことでしょう。
まずはテーマを決め、撮影し、組む。説明が必要な作品にならないよう考え、タイトルを意識して作品作りを進めてみてはいかがでしょうか。撮影したことがある場所を再度訪ねてみたり、毎年撮影している行事の作品を見返してみたり、今まで意識していなかったものやコトが浮かんでくるかもしれませんね。
組写真サークルでは2月14日(水)の20:00~21:30にオンラインセミナーを開催いたします。初回のオンラインセミナーで大変好評だった「組写真とは」を再度小林紀晴先生にお話していただきます。前回参加された方はもちろんですが、初めて参加される方もお気軽にオンラインセミナーへご参加ください。参加費は無料です。ぜひお待ちしております!
オンラインセミナーでは質問も受付いたします。作品作りに悩んでいることや先生にお聞きしたいことがあれば、ぜひ当日チャットなどを利用し、質問をお願いします!
皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
過去に開催されたイベントレポートはこちらからご覧ください。