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【イベントレポート】12/18 組写真サークル オンラインセミナー

組写真サークル オンラインセミナー
11月ワークショップ 作品講評

12/18(水)に組写真サークルのオンラインセミナーを開催しました。今回は11/23(土)に開催されたワークショップ「小林紀晴先生と歩く 上野・湯島」の作品講評です。ワークショップに参加された方々には組写真サークルへの作品投稿と作品を組む上で候補に上がった作品を事前に事務局にお送りいただきました。小林先生はこの皆様からお送りいただいた組写真作品1点と候補にあがった作品をご覧になり手元で順番をかえたり、その中の単写真作品も講評していただきながら、オンラインセミナーが進んでいきました。

それでは小林先生のコメントの一部を抜粋し、ご紹介したいと思います。

わかさん レンガの家

はじめて組写真作品にチャレンジしたという、わかさんですが小林先生は『明暗のリズムがあって、2枚目・3枚目の組み方がいい。同じような曲線が印象的な窓で一見同じ窓にも見えるが、2枚目には緑、3枚目には人がいて連続して見え、作品をとおして見ると「外から入り、出てくる」というストーリーも感じられ、作品として成立している』

Sancyoさん  アンダンテ 歩く速さで

歩いている人を意識して組まれた作品。
小林先生は『4枚目の作品が他の3作品とは異なりコンクリートやタイルの道路のような無機質な雰囲気を感じる作品なので、なじみにくい。いくつかセレクトした中には、まだたくさんいろいろなカットがあると思うので、再度見直していただき改めて組み直してみてほしい。とくに1枚目の作品がとてもきれいで、紅葉の美しさと手前の影がしっかりと表現されている。このようなカットがきっと潜んでいるのではないかと思います。』

Azure Blueさん 明暗相生

ネガ・ポジの反転したようなお花の作品と印象的な光が差し込む作品で組まれた作品です。小林先生は『4枚組として考えると2枚ずつでグループが違うので、少し違和感がある。2枚組を1つのグループとして考えたほうがいい。基本このサークルでは4枚組を基本形にしているのでぜひ3枚もしくは4枚組にトライしてほしい。とくにお花の作品では、1枚目と2枚目の花が向かい合う姿がとても目を引く作品』

ワークショップでは少人数のメンバーで同じ場所・同じ時間の中でさまざまな視点で切り取り、撮影をしています。今回参加された方の作品を拝見し、小林先生がお話する内容にはいつも驚きと学びが多く、気づかされることばかりです。

組写真サークルでは、小林先生にオンラインセミナーで講評していただく作品を引き続き募集中です。詳しくはこちらをご確認ください。

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