今シーズンは暖冬といわれていますが、それでも冬の撮影は寒く、そして楽しいものです。
僕はシベリアンハットをかぶって完璧な防寒で冬撮影に臨んでいます。
今回見ていただくのは長野県・霧ヶ峰で撮った最新作です。
ダイヤモンドダストの撮影がしたくて出かけました。冬の風物のダイヤモンドダスト、この撮影を叶えるのには、様々な気象条件が整う必要があるので、なかなか成功しません。
今回は狙い通り！美しいダイヤモンドダストの撮影に成功しました。
より美しく撮るために、日の出直後の時間を狙いました。宿泊している諏訪湖から車で30分ほどの霧ヶ峰。マイナス10℃以下の気温の条件に加え、雲がかからない強い太陽光線がなければ美しいダイヤモンドダストにはなりません。今回は完璧と思えるような条件に恵まれました。
ダストの氷の色を美しく表現するためにP Lフィルターの角度を回転させ、微妙に調整。
富士山が見えるショットは道路脇から撮影できます。手前の樹氷を白く際立たせるためにハーフN Dを使いました。少しだけ山に登ることで環境の変わる霧ヶ峰。冬撮影には最適な撮影ポイントです。（三好和義）

「霧ヶ峰」と聞くと、思わず某エアコンのCMの最後に流れる「霧ヶ峰～」という音がおもい出される方も多いのではないでしょうか。エアコンの「霧ヶ峰」は、長野県の清涼な高原の風を想起させるネーミングとして命名されたそうです。三好先生の作品からも清涼な高原の風が感じられますね！シーンと静かな山の中でしずかに降ってくる氷晶・・・一度は見てみたい風景です！これから雪山で撮影される方も防寒対策を万全にして体調に気を付けながら撮影を楽しんでください！（ニッコールクラブ事務局）